【要約】『君がオヤジになる前に』に学ぶホリエモンの思考と戦略

oyaji 思想

ホリエモンの愛称で知られる堀江貴文さんの『君がオヤジになる前に』を読みました。

堀江貴文『君がオヤジになる前に』徳間書店、2010年。

ライブドア社の設立に始まり国政選挙への出馬、youtube、最近ではロケット事業など、「好きなことだけしろ」という自身の言葉に嘘偽りない波乱万丈な人生を送ってきた堀江貴文さん。

堀江さんの思考と戦略とはいったいどんなものなのでしょうか。

『君がオヤジになる前に』を要約しながら読み解くことで考えてみたいと思います。

ホリエモン流アンチ・オヤジのススメ~思考停止に陥るな

『君がオヤジになる前に』は社会に蔓延する「オヤジ」を否定することを目的に書かれました。

ここでの「オヤジ」とは年齢的なものではありません。

堀江さんは「オヤジ」を下記のように定義しています。

初めに断っておくが、僕が本書で定義する「オヤジ」とは、年齢的なものではない。あらゆること──家族との向き合い方や仕事への接し方、服装や体型に至るまで──を、より良き方向へ改善しようとすることを放棄してしまった者たちへの表現だ。

この定義からわかるように、堀江さんが否定している「オヤジ」の本質とは「思考停止」であり、このキーワードは本書の中で何度も出てきます。

ではなぜ堀江さんはここまで「思考停止」を嫌悪しているのでしょうか。

『君がオヤジになる前に』の中での言葉を拾いながら整理していきたいと思います。

単純に思考が好きだから

堀江さんはここまで「思考停止」を嫌悪している理由の一つ目は単純に「思考が好きだから」です。

堀江さんは様々な著書で主張しているように退屈が嫌いです。

ではその退屈を吹き飛ばす手段としてい一番有効な手段は何でしょうか。

堀江さんはそれを「思考」に見出しています。

堀江さんは「うまくいかないことをうまくいくように考えることが楽しく」「考えていると気持ちよくなってくる」らしいです。

なので起きている間はずっと頭を回し続けていて、何も考えない時間を一瞬でも作りたくないとのことです。

彼が刑務所にいるときも、割り振られる単純作業を工夫することで楽しんでいたと明かしています。

これは堀江さんがどれだけ思考を楽しんでいるのかを強く印象付けるエピソードです。

変化の速い不安定な時代に生き残るため

「変化の速い不安定な時代に生き残るため」というのが「思考停止」を嫌う二つ目の理由です。

これは堀江さんの気持ちというよりは世間への提言という側面が強いかと思います。

堀江さんはたびたび今ある仕事は、AIをはじめとするテクノロジーの進歩で不要になると言っています。

そして、逆にその進歩のおかげで個人で何でもできる時代になったとも言っています。

このような時代に旧時代の価値観を持ち続けていては、明治維新後のサムライのように絶滅してしまう可能性が高くなります。

また、堀江さんは『君がオヤジになる前に』で下記のようにも述べます。

この世は諸行無常。万物は流転し、そこに安定を求めるからこそ苦が生じる

不安定であるという真理を悟った上で、その不安定さの中でうまく生きていくスタイルを取るべきなのだ

時代に限らず世界とはそもそも不安定なものであり、そもそも安定というものが不可能だと堀江さんは考えているようです。

死の恐怖を逃れるため

そして堀江さんが「思考停止」を嫌悪している最も大きな理由が「死の恐怖」でしょう。

堀江さんはこの世で一番怖いことは「死」だといいます。

立ち止まって、思考停止をしていると死の恐怖に襲われるといいます。

「死の恐怖に追いつかれないように、思考し続けている」

この言葉には、堀江さんの事業家としての側面だけではなく、人としての感情が感じられ、一番心の底から出た言葉のように聞こえます。

ホリエモンの戦略を学ぶ

ここまで「思考停止」を嫌う思想が堀江さんの根本にあることを確認しました。

では、そのような思想を持った堀江さんは具体的にどのような戦略を採用し、ビジネスや私生活でご自身が望む結果をつかんでいるのでしょうか。

アイデアよりも行動力

行動力。

これも堀江さんの著書に頻出のキーワードです。

インターネットによって情報が民主化された時代。

自分がいかにすごいアイデアをひねり出したと思っていても、他にもそれを思いついている人はいますし、しかもその情報がインターネット上で無料で拡散されています。

アイデア自体の価値は歴史上類を見ないほど下落しています。

その中で差が付きうるとすれば、「行動力」しかありません。

情報を浴びるように収集しろ

堀江さんは「様々なビジネスでうまくいくなど、未来を予想できるのはなぜか」ときかれ、以下のように答えています。

「未来は予想できない。ただ情報として知っているだけ」

堀江さんは情報収集にあらゆる手を尽くしているといいます。

情報があれば、未来をある程度見通せます。

そうすれば、漠然とした不安に駆られることがなくなり、自身を持って行動できるようになります。

孤独に真剣に向き合え

堀江さんは何故人は不合理な行動をするかを考え、「寂しさに耐えられないから」だと結論します。

過去の知り合いや周囲の目が気になって行動できないのは何故でしょうか。

それは、周りから浮いて独りになるのが怖いからです。

寂しさに耐えきれないからです。

だから、不合理だとわかっていても周囲に合わせて、自分の望まない行動をとってしまします。

そうならないためには何が必要か。

孤独に徹底的に向き合うことです。

そして孤独に打ち勝つ強さを手に入れることです。

そうすることができれば、倫理や道徳に縛られない、自分の人生を歩み出せるようになります。

 

 

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