今、全国的に読書会はでブームを巻き起こしています。
一体、なぜ、これほど読書会を求める声が大きくなっているのでしょうか?
多くの人に注目される読書会の魅力とはなんなのでしょうか?
キーワードは「時代を生き抜く」です。
本稿では読書会が求められる背景と読書会で得られるものについて記述します。
今、全国的に読書会はでブームを巻き起こしています。
一体、なぜ、これほど読書会を求める声が大きくなっているのでしょうか?
それは一言でいうのであれば、読書会は変化の激しい現在の社会に生き残れる自分になるための最高最善の戦略だからです。
本稿では読書会が求められる背景と読書会で得られるメリットについて記述します。
最新の勉強方法を身に着けられる
IT業界における学習の最先端で行われている方法をご存知でしょうか。
今社会はものすごい勢いで変化していっているといわれていますが、その中でもIT業界はテクノロジーの変化が一番最初に直撃するため、変化の速度がF1クラスです。
その業界で生き残るために最先端のエンジニアたちがおこなっている学習方法があります。
それは専門特化×シェアリングの分業体制です。
特定の分野で最前線に立ち続けるためには、その分野に学習を集中させる必要があります。
しかし、分野を横断する幅広い知識がなければ、俯瞰的な視野を持つことができず、時代の変化を読み間違えてしまう。
そこでエンジニアが行っているのは勉強会です。
普段は自分の専門分野について学習し、勉強会でそれをシェアしあう。
自分ですべてを勉強するよりも、その分野の専門家に勉強を任せた方がいいわけです。
そうすることで、他社との差別化のための専門特化と、全体を俯瞰するための幅広い知識の両立を可能にしているのです。
読書会同じ枠組みで運営されています。
自分の得意な分野を読み、それをシェアしあう。そして、新たな興味の種が見つかれば、別の分野に専門を広げるもしくは移す。
このような最新の勉強方法を実際の経験を通して身に着けることができます。
変化の激しい時代においては勉強方法のアップデートが必要不可欠となります。
時代をつかみきる多様な視点を持つことができる
“社会が便利になると、人々は見たいものだけを見て、島宇宙化する”
これは社会学者の宮台真司氏の指摘です。
今の世の中欲しいと感じたものに簡単にアクセスできる環境がそろっています。
例えば、マッチングアプリ。
これまでは特定のコミュニティの中からパートナーを選ばなければいけませんでした。
少し前だと会社、その前だと同じ村など。
しかし、マッチングアプリが普及したことにより、潜在的な恋愛対象者が爆発的に増えました。今までだと知り合うことがなかった相手とも簡単につながることができるようになりました。
なんだよ、便利になっていいことじゃん。
そう思いますよね。しかし、これには副作用も伴います。
簡単に相手を見つけることができるということは、今のパートナーの重要度が相対的に下がるということです。
自由市場において供給が増えれば価格は下落する。
このような環境では、自分のパートナーと付き合いながらも、少し嫌なところが見つかれば、「もっといい相手がいるのでは」ということがすぐに頭をかすめやすくなります。。
その結果、この人じゃなければダメだという理由がなくなり、目の前の相手へのコミットが失われます。
少しでも嫌になれば関係を切ればいい。
これは会社や友人関係にも言えることです。
そうすると、自分が少しでも気に入らないもの、見たくないものを排除するという傾向につながります。
社会から共通の前提認識が失われ、非常に偏った考え方の無数の集団に分裂。
その結果、そもそも議論が成り立たなくなります。
その一つの事例が、トランプ現象ではないでしょうか。
信じたいもの・見たいものだけを自分に取り入れる人々が、自分に不利な情報は「相手側の情報操作」として、相手側の話をそもそも聞かず、フェイクニュースに踊らされまくるということがありました。
趣味の領域だけでなく、人々の共通の利益が関係する領域でまで嫌なことをスワイプして消されては困るわけです。
このように社会が便利になり、自由になったはずが逆に非常に偏った考え方に縛られるということが起きています。
このような時代で、複数の視点をもって物事を判断できるという能力がどれほど重宝されるか明らかではないでしょうか。
読書会では、会に参加した以上他の参加者の発表を必然的にきくことになります。
その結果、普段読もうとも思わなかったような分野の知識や、自分とは全く違う意見をインプットできます。
単純に楽しい!
同年代の方と話し合えるので、単純に楽しい!
普段仕事で追われる社会人が勉強を継続させるためには、それ自体が楽しい必要性があります。
受験勉強のような耐える勉強にはなりません。
無理なく継続できます!
まとめ
読書会に参加することによって、変化の激しい社会を生き残る適応力を身に着けることができます。
それは主に以下の観点からです。
1. 専門特化×シェアリングという自分の勉強方法を時代に合った最新のものにアップデートできる
2.自分が好き・得意な分野以外の多様な領域の知識と意見をインプットし、多様な視点を磨くことができる。
3.無理なく継続できる
最初は不安かと思いますが、一度えいやと参加してみてください!
きっと新しい一歩を踏み出すきっかけになるはずです。