メグ・ジェイ『人生は20代で決まる』の要約と名言

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「やりたいことがないから、とりあえず今はパヤパヤしたい」

「よくわからないけど不安だ」

「環境を変えるのが怖くて、ずるずると今の仕事を続けている」

20代であれば上記のようなモヤモヤを抱えている人が多いのではないでしょうか。

人生はこれから長いような気がしつつも、現在の経済状況では決して気楽にいることは難しい。

そんな20代の頭のモヤを吹き飛ばして、今何をすべきなのかを教えてくれる本があります。

それがメグ・ジェイ氏の『人生は20代で決まる』です。

メグ・ジェイ『人生は20代で決まる』早川書房、2016年。

この記事ではメグ・ジェイ氏の『人生は20代で決まる』を要約し、ポイントを紹介します。

メグ・ジェイ『人生は20代で決まる』の3つのポイント

・人生は20代で決まる

・20代を無駄にして、後々泣きを見る人のなんと多いことか

・「アイデンティティ・キャピタル」を形成せよ

『人生は20代で決まる』の著者紹介:メグ・ジェイ

■メグ・ジェイ

アメリカの心理学者。カウンセラー。

20代の若者の発達心理学が専門。

カリフォルニア大学バークレー校で臨床心理学の博士号を取得。

出演したTEDトークは100万ビューを突破。

 

メグ・ジェイ『人生は20代で決まる』の要約

人生は20代で決まる

本書は発達心理学の観点から、20代の若者がいかに生きるべきかを指南する本です。

著者のメグ・ジェイは20-35で人生に影響を与えうることの8割は起こると主張します。

その理由は主に2つあります。

一つは人生における責任の変化です。

一般に年を取ればとるほど責任は増していきます。

結婚し、部下ができ、家を買い、子どもができ、教育費がかかる…

責任が増えれば増えるほど自由な選択は行いづらくなり、20代で歩んできた道から方向転換することがどんどん難しくなります。

もう一つの理由は、脳科学的・発達心理学的理由です。

たとえば、子どもは5歳までなら耳にした言語を難なく習得します。

目の機能は生後3か月から8か月の間に成長します。

このように人にはそれぞれの能力が著しく伸びる期間が決まっています。

専門用語で臨界年齢と言います。

このような劇的な変化の最後のチャンスが20代だと筆者は主張します。

20代は脳神経の回路が大きく変化するラストスパートの期間だといいます。

これらの理由から、20代を逃してしまうと人生を変えることには、それまでとは比べ物にならないほどの労力と根気が必要になってしまうのです。

多くの人が20代を無駄にする理由

しかし、20代を重要な時期だと考えず、無駄にして後で泣きをみる若者は驚くほど多いと著者は言います。

筆者はこのことを脳科学の観点から説明します。

20代では感情を司る扁桃体は発達しますが、未来を考える前頭葉は未発達なのです。

だから若者は、目先の快楽を避けて将来のことを考えることが非常に難しいのです。

その結果、前頭葉が発達して将来のことを考える気持ちになったときには20代を終え、取り返しのつかない状況になってしまっているということになります。

また、他に若者特有の将来不安を刹那的な快楽で忘れようとしているとも指摘しています。

アイデンティティ・キャピタル、ライフプラン、ゆるいつながり

では、目の前の快楽に流されずに、貴重な20代を最大限に活用するためには何が必要なのでしょうか。

端的には「アイデンティティ・キャピタル」を形成することが重要だと筆者は主張します。

アイデンティティ・キャピタルは『人生は20代で決まる』の中で以下のように説明されています。

アイデンティティ・キャピタルとは、時間をかけて身につけた、自分の価値を高める経験やスキルのことであり、個人的資産です。自分自身に長い間、じゅうぶんな投資をした結果、自己の一部となったものです。<中略>もっとも重要な点は、アイデンティティ・キャピタルは大人の市場に持ち込まれる資質だということ。

ではそのアイデンティティ・キャピタルを形成するためには何が重要なのでしょうか。

本書の中で様々な重要なポイントをあげていますが、その中でも強調されているのは2つです。

それは「ゆるいつながり」と「ライフプラン」です。

ゆるいつながりとは、社会学者のマーク・グラノヴェッターが提唱した概念です。

家族や親友といった頻繁に会う人間関係をつよいつながりとしたとき、たまにしか会わない関係がゆるいつながりです。

グラノヴェッターの研究によって、自分に新しいチャンスをくれるような情報はゆるいつながりからもたらされる確率が高いことが明らかになりました。

このことは、一つには情報環境が理由としてあります。

家族や親友といったつよいつながりは、自分と同じような情報環境にいるような確率が高く、自分に変化をもたらす様な情報は彼らも知らないのです。

また、つよいつながりの人間関係は良くも悪くも自分のことを熟知しています。

なのでイメージ像に合わない情報はそもそもはじかれてしまうということも生じます。

このように、自分に変化をもたらすという観点からはゆるいつながりが重要なのです。

ゆるいつながりにつきましては、こちらの記事でも詳しく扱っていますのでご参照ください。

しかし、ゆるいつながりを作るということは、今いる心地いい人間関係の外に行くという「行動」が必要になります。

積極的に行動を起こしていくためには、「動機付け」が必要になります。

動機づけは「ライフプラン」から生じます。

将来こんな風になりたい、こんな人生を送りたい、そういったイメージがあって始めた自分を変えようという動機が生まれるのです。

メグ・ジェイ『人生は20代で決まる』の名言

友人たちが手にしている仕事、目的、恋人などのどれ一つとして自分は持っていない…

気楽な現在の先には、努力を要する時期が待っているというのに

ハッピーエンドから逆算して人生を設計する



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