安部公房『砂の女』のあらすじと感想【読書会レポート#12】

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安部公房『砂の女』のあらすじと感想【読書会レポート#12】

【読書会レポート#12】紹介された本:安部公房『砂の女』

安部公房『砂の女』新潮社、2003年。

安部公房『砂の女』のあらすじ

欠けて困るものなど、何一つありはしない。

砂穴の底に埋もれていく一軒家に故なく閉じ込められ、あらゆる方法で脱出を試みる男を描き、世界二十数カ国語に翻訳紹介された名作。

砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。

考えつく限りの方法で脱出を試みる男。

家を守るために、男を穴の中にひきとめておこうとする女。

そして、穴の上から男の逃亡を妨害し、二人の生活を眺める村の人々。

ドキュメンタルな手法、サスペンスあふれる展開のうちに、人間存在の極限の姿を追求した長編。

(参考:Amazon

安部公房『砂の女』に対する紹介者Mさんの感想・観点

シュールレアリスムの作品です。

・非現実なSF的な設定ですが、理系出身の安部公房による数学的な描写が与える現実感によって現実にも起きそうな気がしてきました。

・作者はフランツ・カフカの不条理系の影響を色濃く受けています。

安部公房『砂の女』について読書会で話題になったこと・感想

 

SF的な世界観と、主観と客観が入り混じるべっとりした描写は大江健三郎の読後と同じような印象を受けるのですがどうでしょうか。

似ていないと思います。

あれ!?笑
そうですか…(´·ω·`)

 


 

安部公房の別の作品である『箱男』の段ボールの中で生きている男は、移動式のパーソナルなスペースに様々な道具を持ち込んで世界を完結させているという点で、『ノマドランド』のノマド達と…

似ていないと思います。

ですよね…(´·ω·`)


※ネタバレ注意

 

男は最後、砂穴をうまく脱出できるのですか。

実は逃げられる状態になるのですが、最後主人公は逃げようとしなくなるのです。いつでも逃げられる状態にあると人は逃げなくなるというのは示唆的ですよね。

そうなんですね!
私は普段ミステリをよく読んでいるので、そのミステリ脳で考えるとどう脱出するかばかり気になっていました。笑

安部公房『砂の女』に対する投稿者の感想

この作品はストーリーが意味不明な作品を書く安部公房の中では非常にわかりやすい作品です。

ホラー的な雰囲気と官能的な雰囲気とが入り混じった安部公房のSF世界は非常にワクワクします!

それでいて、世界観を通して表現しようとしているものが見える文学性…最高です!

 


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