岩崎夏海『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の概要と感想【読書会レポート#21】

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岩崎夏海『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の概要と感想【読書会レポート#21】

【読書会レポート#21】紹介された本:岩崎夏海『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』

岩崎夏海『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』ダイヤモンド社、2009年。

岩崎夏海『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の概要

敏腕マネージャーと野球部の仲間が甲子園を目指して奮闘する青春小説。

高校野球の女子マネージャーのみなみちゃんは、マネージャーの仕事のためにドラッカーの『マネジメント』を間違って買ってしまいます。

はじめは難しくて後悔するのですが、しだいに野球部のマネジメントにも生かせることに気付きます。

これまでのドラッカー読者だけでなく、学生から若手ビジネスパーソンなど多くの人に読んでほしい一冊。

(参照:Amazon

岩崎夏海『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』に対する紹介者Mさんの感想・観点

・日本だと「マネージャー」は部活のマネージャーだが、英語でのだと経営者の意味です。部活のマネージャーが原義のマネージャーで解釈したらどうなるのかという物語。

・野球という具体があることでドラッカーの『マネジメント』が分かりやすくなった印象です。

・高校野球という事業の定義を「顧客に感動を与える」としたのは面白い

岩崎夏海『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』について読書会で話題になったこと・感想

どういったところが一番印象に残りましたか。

高校野球という事業の定義を「顧客に感動を与える」としたのは面白かったです。

たしかに高校野球は皆丸坊主の好青年が「青春」を演出して、大人たちに感動を提供するエンターテイメントとして解釈することが出来ますね。

明らかに読んでいないだろうという定例でやっていた報告をしれっとやめてみました。何も言われなかったのでやっぱり必要なかったんだなって笑


 

どういったところが一番活かせそうですか。

マネージャーが野球部員に野球部に入った経緯を聞くくだりです。組織として動いているときに構成員がどういう行動原理を持っているのかを把握することは重用だと思いました。

岩崎夏海『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』に対する投稿者の感想

2000年代後半にこの本が出ていたというのは驚きでした。

日本のビジネス書の歴史を考える上で、かなり早い段階から出版されていたのだなと。

日本で自己啓発書ブームが巻き起こったのは元マッキンゼーのコンサルタントである勝間和代氏をはじめとする著者のビジネス書が出版された2000年代後半。

それまではビジネス書は主に大学教授によって執筆され、ごく一部の人間が読むものでした。

それが、勝間和代氏らの活躍によりビジネスマンにも広く執筆されるようになり、一気に国民全体に普及しました。

そういった時期からこの本が出版されていて、ミリオンヒットを飛ばしたというのは、その後のビジネス書カルチャーに大きく影響を与えていると思われます。

「マンガでわかる!」といったわかりやすいストーリー仕立てのビジネス書群は、その後継者と言えるでしょう。


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