外山滋比古『思考の整理学』の概要と感想【読書会レポート#50】

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「読書会レポート」は、東京ワタコレ読書会で紹介された本をピックアップし、アーカイブしていくコーナーになります。

本の内容や感想に限らず読書会での話題なども合わせて紹介しているので、読書会レポートを読んでいると、まるで読書会の場にいるような感じがしてくるかと思います!

書評としても、読書会の様子を知るレポートとしてもお読みいただけます!

今回は2022/8/30に開催されたZoom回で紹介された本からのピックアップです!

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外山滋比古『思考の整理学』の概要と感想【読書会レポート#50】

【読書会レポート#50】紹介された本のピックアップ:外山滋比古『思考の整理学』

外山滋比古『思考の整理学』筑摩書房、1986年。

外山滋比古『思考の整理学』の概要

アイディアが軽やかに離陸し、思考がのびのびと大空を駆けるには?

自らの体験に則し、独自の思考のエッセンスを明快に開陳する、恰好の入門書。

考えることの楽しさを満喫させてくれる本。

(参照:Amazon紹介文

外山滋比古『思考の整理学』に対する紹介者Mさんの感想・観点・印象に残った箇所

・考えるのには適した時間がある。

・集めた情報をどう管理・使用するのかが書かれている。

・本書ではグライダーと飛行機の比喩を使って、人を2タイプに分けている。グライダーが風がないと飛べないようにグライダー型の人間は、言われたことだけできる人間。飛行機型の人間は自分で思考して行動できる人間。

・日本の教育はグライダー型の人間を育てるようにできている。

・この本を読んで自分が考える力が養われる環境にいなかったと自覚することは新たなスタート地点になると思う。

外山滋比古『思考の整理学』について読書会で話題になったこと・感想

思考って意外とできてなかったなーと気づく瞬間ってありますよね。そもそも思考できている状態の定義は何なのでしょうか。

定義はあまり本書では書かれていませんでした。しいて言えば、グライダーと飛行機の比喩がそれにあたりますでしょうか。

 


 

本書を手に取ったのはどういうきっかけでしょうか。

社会人になって、「自分の意見」や「自分の考え」を求められることが増えたなーというのがきっかけです。他の「自分の意見系」の自己啓発書を読んでも、最終的に「経験だ」と落とされることが多いなと感じていて、そもそもの思考の経験に一歩踏み出す際にどのような思考を行っていけばいいかという方法論を知りたくて本書を手に取りました。

 

外山滋比古『思考の整理学』に対する投稿者の感想・補足

本書で一番印象に残っているのは「思考の発酵」(本の中でこの表現を使用していたかは不明)です。

人は「有」意識下で行っている思考よりも、無意識化で行っている思考の方が大きい。

なので、ある問題に行き詰って、しばらくその問題を放っておくと、ふとした時(散歩したり、風呂に入っている時)にアイデアが急に浮かんだりする。

その問題に対して無意識下の思考の処理がオートマティックに進んでいるからだ。

だから、情報やアイデアを蓄えて「置いておく」のだ。

これが筆者が述べている発酵です。

本書を読んで「思考」に対するイメージが広がりました!

読書会(8/30)の様子

読書会の参加者

参加者構成_20220830

男女比率_20220830

今回は28名の方にご参加いただき、4テーブルに分かれて読書会を行いました。

ご参加いただいた方はありがとうございました!

外山滋比古『思考の整理学』以外で紹介された本

8/30の読書会では、外山滋比古『思考の整理学』以外の本もたくさん紹介されました!

その一部をご紹介いたします!


読書した際にはぜひ読書会にご参加ください!

アウトプットすることで本の内容を記憶に定着させるとともに、考えたことをシェアしましょう!

お待ちしております!

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