森岡毅『誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命』の概要と感想【読書会レポート#53】

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「読書会レポート」は、東京ワタコレ読書会で紹介された本をピックアップし、アーカイブしていくコーナーになります。

本の内容や感想に限らず読書会での話題なども合わせて紹介しているので、読書会レポートを読んでいると、まるで読書会の場にいるような感じがしてくるかと思います!

書評としても、読書会の様子を知るレポートとしてもお読みいただけます!

今回は2022/9/17に開催されたリアル会場回で紹介された本からのピックアップです!

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森岡毅『誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命』の概要と感想【読書会レポート#53】

【読書会レポート#53】紹介された本のピックアップ:森岡毅『誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命』

森岡毅『誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命』日経BP、2020年。

 

↓筆者の森岡さんってどんな人??

森岡毅『誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命』の概要

コロナ禍の今こそ必要なのは、自分の意志と選択で未来を変えるための「リーダーシップ」。自分も人も活かせる存在になるために何をすればいいのか、最強スキルを獲得するためのノウハウを詰め込みました。

リーダーシップは、意図的に経験を貯めることで、身についていく後天的なスキルである――。一度しかない人生を、自分自身が「やりたいこと」を実現させる人生へとシフトチェンジさせたい人に、ぜひお読みいただきたい1冊です。

著者自身も、最初から優秀なリーダーだったわけではありません。苦しみながら、どのように「人を活かす」「人を本気にさせる」スキルを身につけていったのか。自身の「悪戦苦闘のリーダーシップ」を、エピソードを交えて語り尽くします。

(参照:Amazon紹介文

森岡毅『誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命』に対する紹介者Kさんの感想・観点・印象に残った箇所

・本気になる人の連鎖を作ることが重要と本書では述べています。そのために必要なことが二つあります。

・一つは覚悟、つまり何があっても追求したいやりたいこと=欲望です。これがリーダーシップの器の上限を決めます。これを組織のメンバーに持たせるためには魅力的な目標をコミュニティに設定することが重要です。

・もう一つは、誰にも盗まれない能力です。これをメンバーに持たせるためには相手の能力を最後まで信じてあげるということです。

森岡毅『誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命』について読書会で話題になったこと・感想

相手の能力を信じるとは具体的にどうすることでしょうか。

単純に褒めるはダメと書いてありました。褒められること自体が目的になってしまうと。自分のやりたいことというのがモチベーションにならないといけない。だから、ただ相手はそういう能力を持っているという事実を認めてあげる、人と違うことを認めてあげる必要があると、本書では書いています。

ダニエル・ピンク『モチベーション3.0』では「褒める」のようなアメとムチによるモチベーションを「モチベーション2.0」、自分のやりたいことといった「内から湧き上がる動機」を「モチベーション3.0」と定義し、クリエイティブな仕事には後者が役立つというデータを示しています。「モチベーション2.0」は製造業のような答えがある仕事では有用とも述べられているので、一概にどのモチベーションの方が良いというような議論はできませんが、今後の社会では「内から湧き上がる動機」の方が有効に思えます。


 

「内なる動機」が重要と分かったからといって、それをすぐに持つのは難しいですよね。好きじゃないものをすぐには好きになれない。「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」という言葉もありますし。

そうですよね。だから、森岡さんも直接メンバーの感情に働きかけるのではなく、「コミュニティの目標設定」や「事実を認める」のように、「内なる動機」が育ちやすい環境を整備することに注力しているのではないでしょうか。

 

森岡毅『誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命』に対する投稿者の感想・補足

モチベーションをゼロから持つというのは中々難しいですよね。

現在自分が抱いている潜在的な欲望や価値観を理解するということであれば、例えば、八木仁平『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』に書かれているワーク等が有効です。

しかし、新しいモチベーションを自分に持たせるということであれば、それだけでは十分ではありません。

社会学的には、そういった「内なる動機」は、自分が所属している集団から与えられる・所属している集団の価値観が内面化されるものだと社会学者の宮台真司氏は主張します。

また、他の手段としては、カリスマ的な人物に憧れ、その人に「感染」することで獲得できるとも主張しています。

どちらにせよ、自分を取り巻く「環境」を変えることが、遠回りに見えて動機獲得の近道なのかもしれませんね。

読書会(9/17)の様子

読書会の参加者

参加者構成20220917

男女比率20220917

 

今回は50名の方にご参加いただき、6テーブルに分かれて読書会を行いました。

ご参加いただいた方はありがとうございました!

森岡毅『誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命』以外で紹介された本

9/17の読書会では、森岡毅『誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命』以外の本もたくさん紹介されました!

その一部をご紹介いたします!

今回は様々なジャンルの本がバランスよく紹介されていた印象です!


読書した際にはぜひ読書会にご参加ください!

アウトプットすることで本の内容を記憶に定着させるとともに、考えたことをシェアしましょう!

お待ちしております!

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