「読書会レポート」は、東京ワタコレ読書会で紹介された本をピックアップし、アーカイブしていくコーナーになります。
本の内容や感想に限らず読書会での話題なども合わせて紹介しているので、読書会レポートを読んでいると、まるで読書会の場にいるような感じがしてくるかと思います!
書評としても、読書会の様子を知るレポートとしてもお読みいただけます!
今回は2022/10/2に開催されたリアル会場回で紹介された本からのピックアップです!
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チャールズ・スペンス『「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実』の概要と感想【読書会レポート#55】
【読書会レポート#55】紹介された本のピックアップ:チャールズ・スペンス『「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実』
チャールズ・スペンス『「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実』KADOKAWA、2018年。
チャールズ・スペンス『「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実』の概要
食べることのよろこびは、口の中ではなく、ほとんど頭の中で生まれている。
とくに重要なのは「皿の外」にある要素だった!
(参照:Amazon紹介文)
チャールズ・スペンス『「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実』に対する紹介者Sさんの感想・観点・印象に残った箇所
・原題は『Gastrophysics』。つまり、グルメ×心理学の本です。
・心理学の観点から、人が何故おいしく感じるのかを分析した本です。
・例えば、ポテチはわざと大きめに作って、一口では食べられないようにしている。そうすることで、食べているときにパリッという音が出る。その音が人に新鮮という印象を与え、おいしいと感じさせる。
チャールズ・スペンス『「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実』について読書会で話題になったこと・感想

音以外に重要とされている要素は書いていましたか。匂いは味を感じる上で重要というのはよく聞きますが。

視覚の情報についても書いていました。例えば盛り付け方など。今まで胃に入れば同じだと考えていたのですが、今後は気をつかうようにします(笑)

おいしさにおいて音が重要というのは初めて聞きました。他に活用されている例は本に記載されていましたか。

シリアルのケロッグの例が書かれていました。ケロッグは音響の会社と契約して、皿に注いだ時の音をデザインしているらしいです。なので、ビュッフェでメーカーが不明なシリアルがあったとしても、聞く人が聞けばケロッグかどうかわかるらしいです。
チャールズ・スペンス『「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実』に対する投稿者の感想・補足
話を聞いていて、人間の脳がいかに錯覚を受けやすいのか改めに実感しました。
食品添加物等もその錯覚を利用した「魔法」といえるでしょう。
例えば、ジュースやインスタント食品とかも、「白い粉」食品添加物を複数混ぜて、人間に「グレープ」っぽい味や「レモン」っぽい味、「とんこつ」っぽい味を自在に錯覚させているらしいです。
自分が人間として、どのような錯覚を受けやすいのかということを把握しておくことは、自衛するうえでも重要ですね。
読書会(10/2)の様子
読書会の参加者
今回は40名の方にご参加いただき、6テーブルに分かれて読書会を行いました。
ご参加いただいた方はありがとうございました!
チャールズ・スペンス『「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実』以外で紹介された本
10/2の読書会では、チャールズ・スペンス『「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実』以外の本もたくさん紹介されました!
その一部をご紹介いたします!
今回は様々なジャンルの本がバランスよく紹介されていた印象です!
読書した際にはぜひ読書会にご参加ください!
アウトプットすることで本の内容を記憶に定着させるとともに、考えたことをシェアしましょう!
お待ちしております!