ガイ・ドイッチャー『言葉が違えば、世界も違って見えるわけ』の概要と感想【読書会レポート#57】

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「読書会レポート」は、東京ワタコレ読書会で紹介された本をピックアップし、アーカイブしていくコーナーになります。

本の内容や感想に限らず読書会での話題なども合わせて紹介しているので、読書会レポートを読んでいると、まるで読書会の場にいるような感じがしてくるかと思います!

書評としても、読書会の様子を知るレポートとしてもお読みいただけます!

今回は2022/11/19に開催されたリアル会場回で紹介された本からのピックアップです!

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ガイ・ドイッチャー『言葉が違えば、世界も違って見えるわけ』の概要と感想【読書会レポート#57】

【読書会レポート#57】紹介された本のピックアップ:ガイ・ドイッチャー『言葉が違えば、世界も違って見えるわけ』

ガイ・ドイッチャー『言葉が違えば、世界も違って見えるわけ』早川書房、2022年。

ガイ・ドイッチャー『言葉が違えば、世界も違って見えるわけ』の概要

古代ギリシャ人は世界がモノクロに見えていた?

母語が違えば思考も違う?

古代ギリシャの色世界から、未開社会の驚くべき空間感覚、母語が知覚に影響する脳の仕組みまで―言語が世界観を変える、鮮やかな実証。

(参照:Amazon紹介文

ガイ・ドイッチャー『言葉が違えば、世界も違って見えるわけ』に対する紹介者Hさんの感想・観点・印象に残った箇所

・「言語が思考に影響を与える」「言語が世界の見え方を規定する」と一般に言われたりしますが、言語学のスタンダードではそれは現在否定されています。

・本書はその点には同意しつつも、ただし「言語が感覚に影響を与える」という立場をとっています。

・例えば、古代ギリシャには色は赤と黒を表す言葉しかなかったが、それは世界が赤と黒だけに見えていたというわけではなかったということです。我々と同じように世界が色づいて見えていましたが、ただ、そのそれぞれの色を表現する必要性が低く、表現する言葉がなかっただけです。

・色に言語があることで、世界の色の見え方は変わらないが、よりその色を意識するようになる、そういった意味で「言語が感覚に影響を与える」です。

ガイ・ドイッチャー『言葉が違えば、世界も違って見えるわけについて読書会で話題になったこと・感想

では、思考に影響を与えているのは何なのでしょうか。

本書では文化といっています。また、言語も文化の表象の一つです。なので本書の立場を要約すると、言語と思考は因果関係になくとも、文化を介して相関関係にあると言えます。


 

確かに表現する言葉がないからといって、それを近くできていないわけではないですよね。信号を青と表現する人も、それが三原色で習うような青とは違うなというのは近くできるわけですから。

ちなみに信号機の「青or緑」はかぎりなく青に近い緑を使っているらしいですよ。

 

ガイ・ドイッチャー『言葉が違えば、世界も違って見えるわけ』に対する投稿者の感想・補足

哲学の入門書等で「夕焼けは人類が滅亡しても赤いか」という問題がよく取り扱われています。

その問題に関する議論が、最先端の領域ではさらに進んでいるのを興味深く聞いていました!

これは本書を実際に読んでみれば書いてあるのかもしれませんが、「思考」と「感覚」はそこまではっきり区分できるものではないように感じます。

なので、「言語が思考に影響を与えないが、感覚に影響は与える」といったとき、それぞれどのように線引きして定義しているのか、気になりました。

読書会(11/19)の様子

読書会の参加者

参加者構成20221119

男女比率20221119

今回は57名の方にご参加いただき、7テーブルに分かれて読書会を行いました。

ご参加いただいた方はありがとうございました!

ガイ・ドイッチャー『言葉が違えば、世界も違って見えるわけ』以外で紹介された本

11/19の読書会では、ガイ・ドイッチャー『言葉が違えば、世界も違って見えるわけ』以外の本もたくさん紹介されました!

その一部をご紹介いたします!

今回は経済関連の著書が多く紹介されていました!


読書した際にはぜひ読書会にご参加ください!

アウトプットすることで本の内容を記憶に定着させるとともに、考えたことをシェアしましょう!

お待ちしております!

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