「読書会レポート」は、東京ワタコレ読書会で紹介された本をピックアップし、アーカイブしていくコーナーになります。
本の内容や感想に限らず読書会での話題なども合わせて紹介しているので、読書会レポートを読んでいると、まるで読書会の場にいるような感じがしてくるかと思います!
書評としても、読書会の様子を知るレポートとしてもお読みいただけます!
今回は2022/12/17に開催されたリアル会場回で紹介された本からのピックアップです!
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有川 浩『阪急電車』のあらすじと感想【読書会レポート#63】
【読書会レポート#63】紹介された本のピックアップ:有川 浩『阪急電車』
有川 浩『阪急電車』のあらすじ
隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。
片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。
乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。
恋の始まり、別れの兆し、途中下車―人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。
(参照:Amazon紹介文)
有川 浩『阪急電車』に対する紹介者Yさんの感想・観点・印象に残った箇所
・阪急電車の中で人と人が出会い、その出会いによって抱えている悩みが解決されていく、そんな物語がまとめられて短編集です。
・例えば、ママ友の誘いを中々断れないという悩みを抱えた主婦が、OLと会話することで気づきが…みたいな感じです。
・普通に生活をしていて、電車で全く知らない人と出会うということはないですよね。仮に声をかけられたとしても「えっ」ってなりそうです。そんな現実にはありそうもない物語なので、いいなと思いました。
有川 浩『阪急電車』について読書会で話題になったこと・感想

平田オリザさんって言う演劇家・大学教授がいるんですが、かれは演劇を使ったコミュニケーションの研究も行っています。『わかりあえないことから』という著書の中で、「コミュ障」とは能力ではなく、環境の問題だと言っていました。どんなにコミュニケーションが苦手な人でも、親友といるときにはメチャクチャ話したりすると。だから、どんな状況であればコミュニケーションができるかっていうことを考えるのが重要なのだそうです。

なるほど、おもしろいですね。

それでその発想に基づいたトレーニングとして、電車で隣の人がどんな「設定」だったら話しかけられるか考えてその状況をロールプレイするというものを、平田オリザさんは教育として実践しています。例えば、その人が赤ちゃんを連れていたら「かわいいですね」みたいな感じで話しかけるハードルが少し下がるみたいな。

私だったら外国の方だったら、話しかけやすいように感じます。

短編が色々はいっていたかと思いますが、どの物語がお好きでしたか。

彼氏を寝取られた女性が、その彼氏と寝取った女性の結婚式に呼ばれる話ですね。

私も憶えています!結婚式に真っ白なドレスを着ていった話ですよね(笑)

そうです!視覚イメージ的にもすごく印象的で、記憶に強く残りました!
有川 浩『阪急電車』に対する投稿者の感想・補足
阪急電車ってなんだかおしゃれですよね。
少し非日常感が漂うというか...
舞台が阪急電車だから、「電車で出会う」というめったにないことも、すっと受け入れられるような気がします。
これが毎日通勤ですし詰めにされている○○だったら…(笑)
読書会(12/17)の様子
読書会の参加者
今回は56名の方にご参加いただき、7テーブルに分かれて読書会を行いました。
ご参加いただいた方はありがとうございました!
有川 浩『阪急電車』以外で紹介された本
12/17の読書会では、有川 浩『阪急電車』以外の本もたくさん紹介されました!
その一部をご紹介いたします!
今回は小説が多数紹介されたイメージです。
読書会後の昼食
読書会が終わった後は、各テーブルごとに時間がある人で昼食に行っています。
今回は会場近くのイタリアンレストランに行きました!
ローストチキン丼がおいしかったです!
読書した際にはぜひ読書会にご参加ください!
アウトプットすることで本の内容を記憶に定着させるとともに、考えたことをシェアしましょう!
お待ちしております!