「読書会レポート」は、東京ワタコレ読書会で紹介された本をピックアップし、アーカイブしていくコーナーになります。
本の内容や感想に限らず読書会での話題なども合わせて紹介しているので、読書会レポートを読んでいると、まるで読書会の場にいるような感じがしてくるかと思います!
書評としても、読書会の様子を知るレポートとしてもお読みいただけます!
今回は2023/1/17に開催されたZoom回で紹介された本からのピックアップです!
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エマニュエル・トッド『エマニュエル・トッドの思考地図』の概要と感想【読書会レポート#68】
【読書会レポート#68】紹介された本のピックアップ:エマニュエル・トッド『エマニュエル・トッドの思考地図』
エマニュエル・トッド『エマニュエル・トッドの思考地図』筑摩書房、2020年。
エマニュエル・トッド『エマニュエル・トッドの思考地図』の概要
(参照:Amazon紹介文)
エマニュエル・トッド『エマニュエル・トッドの思考地図』に対する紹介者Tさんの感想・観点・印象に残った箇所
・著者は歴史人口学の専門家です。
・イギリスのEU離脱など様々な予測を的中させた著者の思考のプロセスを解説した本です。
・思考のプロセスを①入力、②創造、③分析、④出力の4つに分けて説明しています。
・入力ですすめているのは読書。旅人のように分野に囚われず、たくさん本を読む。
・創造ですすめているのは、視点をずらすこと。思考とは二つの一見関係がないような物事の間に関係性を見出すこと。関係性を見出すには、視点を変える必要がある。視点のずらし方は、例えば言語など異国の思考フォーマットを学ぶことだったり、古典を読んで時間軸で視点をずらしたりをすすめています。
・分析はトッドは統計学を使って客観を意識しているとのこと
・出力は苦手だからとあまり詳しくは述べていないです(笑)
エマニュエル・トッド『エマニュエル・トッドの思考地図』について読書会で話題になったこと・感想

トッドの主張で一番納得感があったのは何ですか。

「外の視点を持つことが重要」という「創造」に関する主張ですね。

入力から分析は自分の中で起こることですよね。それに対して出力は一味違う。出力を苦手とする人も多いかと思いますが、出力のコツかはどのようにトッドは述べていましたか。

勇気が大事といってました。正解がない問題に対してアウトプットするというのは、最終的にキメの問題、「自分はこう思う」をエイヤで言い切る必要がありますから。
エマニュエル・トッド『エマニュエル・トッドの思考地図』に対する投稿者の感想・補足
トッドは家族類型の話と、EUに対する批判の印象が強いです。
新しい理論や思考の枠組みを生み出せる人の思考のプロセスは非常に気になりますね。
この本はぜひ手に取ってみたいと思います!
読書会(1/17)の様子
読書会の参加者
今回は26名の方にご参加いただき、3テーブルに分かれて読書会を行いました。
ご参加いただいた方はありがとうございました!
エマニュエル・トッド『エマニュエル・トッドの思考地図』以外で紹介された本
1/17の読書会では、エマニュエル・トッド『エマニュエル・トッドの思考地図』以外の本もたくさん紹介されました!
その一部をご紹介いたします!
今回は読書会でも定番の名著が多数紹介されていた印象です。
読書した際にはぜひ読書会にご参加ください!
アウトプットすることで本の内容を記憶に定着させるとともに、考えたことをシェアしましょう!
お待ちしております!