「読書会レポート」は、東京ワタコレ読書会で紹介された本をピックアップし、アーカイブしていくコーナーになります。
本の内容や感想に限らず読書会での話題なども合わせて紹介しているので、読書会レポートを読んでいると、まるで読書会の場にいるような感じがしてくるかと思います!
書評としても、読書会の様子を知るレポートとしてもお読みいただけます!
今回は2023/1/31に開催されたZoom回で紹介された本からのピックアップです!
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中沢新一『ポケモンの神話学』の概要と感想【読書会レポート#71】
【読書会レポート#71】紹介された本のピックアップ:中沢新一『ポケモンの神話学』
中沢新一『ポケモンの神話学』の概要
(参照:Amazon紹介文)
中沢新一『ポケモンの神話学』に対する紹介Tさんの感想・観点・印象に残った箇所
・人間は世界に言葉を与えて解釈している。人は昔はそうやって不思議に出会い、世界を理解するという経験をしてきた。
・しかし、自然が排除された都市で生まれた子供はどうやって不思議的なものを経験するのか。
・現代の子供はゲームの中でそれをやっているというのが著者の主張。
・ポケモンは現代の不思議との邂逅そのもの。現実ではありそうもないかたちで突然出現するポケモンをモンスターボールで捕らえ、図鑑に登録し、タイプなどのルールがあることを理解する。
・そうやって世界には法則が存在していることを子供は理解する。まるで科学で自然を読み解くように。
中沢新一『ポケモンの神話学』について読書会で話題になったこと・感想

ポケモンはいつぐらいまでやってましたか。私はルビーです(笑)

私もそのころまでです。ただ最近また復活してきました。この本を読んだのも最近最新作が発売されたのがきっかけです。

私は自分ではやっていないですが、配信者がやってるのはちらほら見てます。「ニャオハ立つな」ですよね(笑)

中沢新一私も好きです!『アースダイバー』とか読みました!古来の日本的想像力を使って現代の社会を読み解いていくのが面白いですよね。

私も『アースダイバー』読みました。けど読解には苦労しました。地方に住んでいた時に読んでいたので、地名が全く分からず…

それは別の意味で「難解」ですね(笑)
中沢新一『ポケモンの神話学』に対する投稿者の感想・補足
内山節氏という哲学者が『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』という本を書いています。
その本によると日本人は1970年ごろから、狐に化かされるという伝承を聞かなくなったと言っています。
社会学者の宮台真司氏は、その時期は都市化が進み旧来の共同体が解体された時期と重なると指摘します(参考:videonews『座席争いからの離脱のすすめ』)。
いなくなった「狐」がどこに行ったのか。
それがゲームの中だった!…というストーリーは面白いですね。
読書会(1/31)の様子
読書会の参加者
今回は26名の方にご参加いただき、3テーブルに分かれて読書会を行いました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
中沢新一『ポケモンの神話学』以外で紹介された本
1/31の読書会では、中沢新一『ポケモンの神話学』以外の本もたくさん紹介されました!
その一部をご紹介いたします!
今回は小説からビジネス書まで幅広いジャンルの本が紹介されていた印象です。
読書した際にはぜひ読書会にご参加ください!
アウトプットすることで本の内容を記憶に定着させるとともに、考えたことをシェアしましょう!
お待ちしております!