読書会とは

皆さんは読書会というものをご存知でしょうか。

定義としてはwikiに下記のように記載されています。

読書会(どくしょかい)とは集団で読書または読書に関するコミュニケーションを行うためのイベント、またはイベントを開催するグループである。

Wikipedia「読書会」

つまり一言でいうと「みんなで本について、本を通して話そうよ」という会なのです。

また読書会と一口に言っても、さまざまな種類があります。

読書会の種類を考えるうえで大きな2軸は以下の二つです。

①その場で読むか・事前に読むか
②決められた本を読むか、自由な本を読むか

この2つの軸を元に以下のように読書会の種類は大別されます。

  • 自由紹介形式:自分の好きな本を持ち寄って、各々が異なる本を紹介しあう。
  • 課題本形式:課題本が設定され、読んだ内容について話をする。
  • 輪読会:一つの本を分担して読み、各々が担当した箇所を発表しあう。

上記の形式を基本として、会によってさまざまな進行方法がとられ、「本の交換会」や書評合戦「ビブリオバトル」などの読書会に派生します。

読書会の種類と特徴

自由紹介形式

自分の好きな本を持ち寄って、各々が異なる本を紹介しあいます。
会によっては「小説限定」「ビジネス書限定」といった会もあります。

参加難易度★☆☆

・主な話す内容:
要約と感想

・雰囲気:
雑談多めのカジュアル

・メリット:
自分の好きな本を紹介できる。読んだことがある本をもっていけばいいのでわざわざ追加で本を読む必要がない。

・デメリット:
基本的に他の参加者が読んでいないことを前提に話すため、内容への踏み込みは浅めで、要約を話すことが多い。

 

課題本形式

課題本が設定され、事前に読んだ内容について話をします。

参加難易度★★★

・主な話す内容:
自分の解釈や意見、応用するかなど

・雰囲気:
本の内容に依存する。進行によっては話す人は話して、話さない人は話さないという会議やディスカッションのような雰囲気になる。

・メリット:
全員が同じ本を読んできているため、共通の前提のもと、深いところまで踏み込んで話ができる。

・デメリット:
読んでいない本だった場合は購入し、自分で読み進める必要がある。
本の難易度によっては途中で挫折することも。
また全員が同じものを読んでいるからこそ、自分の解釈が間違っていないか不安になる人もいる。
内容が頭に入っていて、自分の意見・感想がないとあまり話せないことも。

 

輪読会

その場で一つの本を分担して読み、各々が担当した箇所を発表しあいます。

参加難易度★★☆

・主な話す内容:
自分のパートの要約、感想、自分の解釈

・雰囲気:
ワークをしている感覚

・メリット:
読書会の場で時間をとって本を読むため、事前の準備は不要である。
本を普段読まない人でもその場に行けば必然的に本を読むことになる。
また、各パートを発表した後にディスカッションすることが多く、そこそこ踏み込んだ内容について話せる。

・デメリット:
担当パートによっては本の全体像が分からず、理解に困惑することもある。
その場で時間内に「読んで、まとめて、発表して、話し合って」を行うので、割と体力を使う。

読書会に参加するメリット

アウトプットの練習ができる

人前で話すという行為は、職種の関係で慣れている人は慣れているかもしれませんが、苦手という人が多いのではないでしょうか。

突然仕事でプレゼンすることになって…

話す能力は急には尽きませんよね。

アウトプットの練習ができるというのは読書会の大きなメリットです。

また、普段本はよく読むけで忘れちゃて、という人も多いのではないでしょうか。

樺沢紫苑という方がいうにはアウトプットをすることでインプットは定着するとのこと。

ぜひ読書とセットでアウトプットも行い、読書効率を何倍にもしちゃいましょう。

様々な人と交流ができる

自分は本を読むけど周りに読む人がいなくて話せない。
本を読む人はいるけど自分とは全く違うジャンルで話せない。

主催者が初めて読書会に参加して理由もこれでした。

自分の読んだ感覚を分かちあいたいし、理解を深めたい。

どうしたらいいんだーーー!!!

その点、読書会では、みな本に少なからず興味を持っていることが前提となっています。

きっと自分と話が合う人が見つかるでしょう!

また、読書は職業、性別、人種、信条、門地関係なく行えるもの。

普段自分が所属している集団にはいないタイプの人がいて、未知の情報が飛び交います。

きっと刺激を受けると思います!

知識を得られる

短時間で参加者の数だけ本についての新しい知識を得ることができます。

その中には、普段は決して手に取ろうとも思わないジャンルもあることでしょう。

新しい着想を得られるきっかけになるかもしれません。

読書をするきっかけになる

読書って時間がかかるし、体力も使うのでので大事だと思いつつも後回しにしちゃう…

結局youtubeばかり見ていて、いつの間にか積読の山ができていた。

こういった経験をしたことはありませんか。

しかし読書会に参加するということは、必然的に本を読まなければならない理由ができるということ。

その日に間に合わせて読むことで、読書をする習慣がつきます。

まとめ

以上のように読書会には様々な種類があり、様々な得られるものがあります。

ちなみに東京ワタコレ読書会は自由紹介形式・課題本紹介形式・輪読会、全て実施しております!

いかがでしたでしょうか。読書会に参加してみたくなりましたでしょうか。

ものは試し。一度とりあえず参加してみてはいかがでしょうか。

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