高橋祥子『ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考』の概要と感想【読書会レポート#38】

watakorebook20220226 思想・哲学
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高橋祥子『ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考』の概要と感想【読書会レポート#38】

【読書会レポート#38】紹介された本:高橋祥子『ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考』

高橋祥子『ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考』ニューズピックス、2021年。

高橋祥子『ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考』の概要

私が本書を通じて伝えたいのは、「生命には原理や原則があることを客観的に理解した上で、それに抗うために主観的な意志を活かして行動できる」ということです。

生命原則を客観的に理解し、視野を自在に切り替えて思考することで主観を見出し行動に移せば、自然の理に立脚しながらも希望に満ちた自由な生き方が可能となります(はじめにより)。

(参照:Amazon紹介文

高橋祥子『ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考』の目次

第1章 生命に共通する原則とは何か ー客観的に捉えるー

第2章 生命原則に抗い、自由に生きる ー主観を活かすー

第3章 一度きりの人生をどう生きるか ー個人への応用ー

第4章 予測不能な未来へ向け組織を存続させるには ー経営・ビジネスへの応用ー

第5章 生命としての人類はどう未来を生きるのか

高橋祥子『ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考』に対する紹介者Nさんの感想・観点

・筆者は人間は生命原則に支配されているといいます。生命原則とは人間の行動や特徴は①個体として生き残る、②種として生き残るに役立つものとして形成されているということです。なのでその観点からだと、人は何故ネガティブな感情を抱きやすいのかという問いに対して、危険を回避して生存しやすくなるからという説明をすることが出来ます。

・この生命原則は、無意識のうちに人の行動や感情を支配しているわけなので、負の側面として人の視野を狭くします。この対抗策として筆者があげているのが、課題、つまり理想とのギャップの意識を持つことです。

・「未来への怒りが覚悟」という言葉が印象に残りました。

高橋祥子『ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考』について読書会で話題になったこと・感想

理想像とのギャップを意識するとのことですが、その理想像がない人はどうすればいいと書かれていますか。

カオスなところに行くといいと書かれていました。そうすることで何故が積み重なっていき、課題を持つことにつながります。


 

覚悟ってつまり「何故」という言葉を使って表現するなら、自分が決めたことに対して「何故」と問うことの停止ですよね。

何故を停止したら覚悟は変わることはなくなるのでしょうか。別の形の覚悟もありえるかと思うのですが。

そこを説明するために筆者は覚悟を「未来への怒り」と表現しているんでしょうね。覚悟は論理的には別の形もありうる。しかし、「怒り」という感情と紐づいていのでわかっていても変えられないということが起こる。その状態を筆者は「覚悟」と定義しているのだと思います。

高橋祥子『ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考』に対する投稿者の感想

昔からよく考えていること何ですが、人間の幸せとは本能に従うこと何でしょうか。

それとも逆らうこと何でしょうか。

瞬間瞬間でとらえれば、本能から生じる衝動に従った方が人にとっては快のはずです。

しかし、あえてそれに逆らおうとするのはなぜか。

その方がより幸せになれるからなのでしょうか。


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