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佐々木圭一『伝え方が9割』の概要と感想【読書会レポート#43】
【読書会レポート#43】紹介された本:佐々木圭一『伝え方が9割』
佐々木圭一『伝え方が9割』の概要
なぜ伝え方で結果が変わるのでしょう?
たとえば、好きな人がいるとします。
でもその人は、あなたのことに少しも興味がないとき、
何と言ってデートに誘いますか?
「デートしてください」
こう言ってみました。あなたのピュアな気持ちそのままですね。
これだと断られる確率が高いですよね。
ですが、コトバ次第で結果を変えることかができます。
「驚くほど旨いパスタの店があるのだけど、行かない?」
こう言ってみました。相手は行っていいかも、と思う確率がぐんと上がるコトバです。
どちらにしても、実は「デートしませんか?」という同じ内容なのです。
同じ内容なのに、伝え方で結果が変わってしまう。
これは驚くべきことと思うかもしれません。
ですが、あなたは今までの人生で、「伝え方で変わるのでは?」と、
うすうす気づいているのではないでしょうか。
伝え方にはシンプルな技術があります。
この本は、著者が膨大な時間とトライ&エラーで導き出した方法論を整理しました。
料理のレシピのように、誰でもコトバをつくれるよう体系化してあります。
誰でも自分の日常から、試行錯誤の上で伝え方の技術を身につけることもできますが、
それだと辿り着くまでに十数年かかってしまいます。効率がよくありません。
この本は、著者のように回り道をしなくても魅力的なコトバを最短でつくれるよう構成してあります。
(参照:Amazon紹介文)
佐々木圭一『伝え方が9割』に対する紹介者Mさんの感想・観点
・脳をYESに変える本
・人生はいつもお願いの連続。プロポーズからビジネスの提案、遊びの誘いまで。そのお願い事をうまくいかせる力があれば人生が上手くいく。
・相手にお願い事を聞かせるポイントは3つ。思ったことをそのまま言わない。相手のメリットを考える。相手のメリットと自分のメリットの重なる部分を考える。
佐々木圭一『伝え方が9割』について読書会で話題になったこと・感想

残りの一割は何なんですかね。

この著者の何かしらの動画で言ってましたが、愛だそうです。一割の愛のために周りを9割の伝え方という手段で固めていくという。深いなと思いました。

具体的な話法で何か印象に残ったものはありますか。

ギャップ法ですね。伝えたいことの真逆な言葉を並べることで、その落差で相手に強い印象を与えるというものです。たとえば、オバマ前大統領が「私の勝利じゃない、我々の勝利だ」とかです。あとは告白の言葉で「嫌いになりたいけど、あなたが好き」とか。

それは言うよりも言われたいですね(笑)
佐々木圭一『伝え方が9割』に対する投稿者の感想
残りの一割が愛というのはなんとなくわかる気がします。
愛という言い方でわかりづらければ「その人固有の想い」とすればどうでしょうか。
同じことを言っているにもかかわらず、誰が言うかによって伝わり方が全然違うという経験をしたことがあるのではないでしょうか。
極端な例ですが、自分が遅刻した時に、一度も遅刻したことがない時間を常に友人に「時間を守ることは大切」といわれるのと、常に遅刻してくる人に「時間を守ることは大切」といわれるのとでは、全然受け取り方が変わりますよね。
それには言葉には、内容と別にその人固有の属性や想いが影響するからです。
伝え方という手段は、愛という目的ありきのものなんですね。
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